「今が青春」 57歳の大學硬式野球部員が公式戦に出場

會員記事

上山浩也
【動畫】57歳で名工大の硬式野球入り くすぶっていた思い再燃=上山浩也撮影
[PR]

 愛知大學野球リーグで今月、還暦間近の部員が念願の公式戦初出場を果たした。リーグ3部に所屬する名古屋工業大學2年の加藤文彥さん(57)。「どうしても硬式野球部でプレーしたかった」という長年の夢をかなえ、若手とともに汗を流している。

 今月3日、今季開幕戦となった名古屋外國語大學戦で4―0とリードした九回2死、一塁守備で公式戦に初出場した。打者の三振で守備機會はなかったが、「體に當ててでもボールを止めようと思った。新入生が入ってくると(25人の)ベンチ入りの保証もない。一層鍛錬してアピールしていきたい」。気を引き締めることを忘れなかった。

 岐阜県內の地方公務員の加藤さんは、夜は同大工學部第2部の物質工學科で學ぶ。少年の頃、言葉をうまくしゃべられない吃音(きつおん)癥に悩んだ。「野球は聲を出して連係する。聲を出しにくい障害があったので中學2年の時に(軟式野球の)部活を辭めてしまった」。進學した岐阜高校は1949年夏に甲子園で準優勝した古豪。「野球部に入りたかったけど、言葉の問題もあったし、性格的にも殻に閉じこもっていた」と話す。

 吃音癥の癥狀で「あ」段の文…

この記事は會員記事會員記事です。無料會員になると月5本までお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら