韮崎の生家で大村博士が講演會

田中正一
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 山梨県韮崎市出身で、2015年にノーベル醫學生理學賞を受賞した北里大特別栄譽教授大村智さん(85)の講演會が18日、同市神山町鍋山の生家「蛍雪寮」であった。地元の小中學生と保護者約20人が參加し、熱心に耳を傾けた。

 大村さんの生家は昨年4月、國の登録有形文化財(建造物)に指定。その後、寄贈を受けた同市が、主屋(おもや)と土蔵を集い學ぶ場や移住希望者の體験住宅としてリニューアル。今月からオープンしたことを記念し、市と韮崎大村財団が講演會を開いた。

 大村さんは、「博士とこどものふれあい會~未來へのメッセージ~」と題して講演。実家の養蠶を手伝ったことや學生時代にクロスカントリースキーに打ち込んだこと、ノーベル賞を受賞したときの様子などを話した。

 最後に孔子の教えを引用し、「人生でいつも心掛けなければならない一番大事なことは『恕(じょ)』(思いやり)です」と語りかけた。

 講演終了後には、ノーベル賞の本物のメダルを披露。メダルを手渡し、子どもたち一人一人が手に取って感觸を確かめていた。(田中正一)